Vol.48

2002.5月1日号

 若葉が目に染み活力がでる季節。人も木々も動物や虫たちも輝いている。私だけでなくほとんどの人たちが力が湧いてくる季節と感じているのではないだろうか。例年より10日程早く駆け抜けた桜前線。私たちの町の桜も、開花宣言が329日、満開が45日と前例にない超スピードで咲き誇った。
 3月末から2週間ほど開花から満開まで、日々を楽しむことが好きなのに、今年はアレ!アレ!という間に満開。それでもお花見特有の花曇や風の強い日が少なく、いつもの年より青空や蔵王をバックにした桜を楽しむことができた。関東方面からツアーを予定していた大型バスが、桜が散った後にも新緑と八重桜を楽しんでいた姿が印象深い。ぜひ来年も来町していただき、満開の船岡城址公園と白石川堤の一目千本桜を楽しんでもらいたいものだ。
 暖冬の影響か、桜の開花だけでなく、草花の開花や里山の新緑も早く、今日(54日、私のPCが故障して今日やっと復旧しました。更新遅れましたことお詫び申し上げます。)あたりは、車で走っていても里山のいたるところにフジの花が目に付く。田植えも6割程度終ったようだ。写真は昨日の朝、四日市場から蔵王を撮影。いつもより、雪融けが早く残雪の姿が6月上旬に近いように見える。
 425日の夕方に、昨年、さくらの会のHPが縁で柴田町の桜を見に訪れたシンガポール在住の女性の方(日本人、シンガポール在住24年)が今年も来町した。残念ながら桜は終ってしまったので、翌日から(25日の夜はさくらの会で大歓迎パーティー?)遠野市、北上市、八幡平、角館市、象潟、鳥海山、蔵王と案内する機会に恵まれた。連日、雲一つない快晴で、残雪の東北の山並みを堪能できるとともに、山桜や八重桜を十分に楽しむことができた。最後の夜は昨年息子さんも一緒に泊まった峩々温泉でお別れ宴会。翌日、白石駅でお見送りした。45日の東北の旅をどんな気分で帰ったかは容易に推察できる?が、人の出会いを大切にする柴田町さくらの会ならではと、自負している。