Vol.44

2002.1月15日号

 ここ3日ほど、暖かい日が続いている。今日(14日)も風が無い穏やかな日だった。蔵王も夕方まで一日中きれいに見えた。今日は小正月。正月を送る日である。我が家では私が高校生ころまでは(20年前)は、夜中(15日午前0時)に起きて「ホーイホイホイ!ホーイホイホイ」と正月を送った。送ってから暁粥(あかつきかゆ)を食べた。10年ほどは15日の朝8時ころ送り、地元の神社に納めていた。最近は14日の夕方に送り、隣地区の四日市場のどんと祭に持っていく。街なみの小正月に変わった。
今年は、たまたま長男が帰宅していたので二男と3人で船岡の白鳥神社のどんと祭に持っていった。午後4時30分と早い時間であったが、正月の松飾りなどが山積みになっていた。午後5時に火をつけるということなので待って写真を撮った。
 14日は子どもが夜遅くまで遊んでよい日であった。私が小学生のころまで、夜遅くに近所の子どもたちと、豆(大豆)を持って村中の家を回り雨戸を叩いて、縁側に置かれたお膳に豆を撒いて歩いた。家々でみかんやお菓子をもらうのが楽しみだった。「トントン参り」と言っていた。
 一昨年までは1月15日が成人式だったが、昨年から国民の長期休暇をつくろうと第2月曜日が成人式になった。恥ずかしい話だが、私は14日はどこの家でも正月を送り夜遅くなるので、15日を祝日にしたのだとばかり思っていた。15日が休みだから子どもたちも夜遅くまで公認で遊べたのである。3連休もよいが、成人式は15日がよかったと言う人が多い。