6

遊びながら日本語を学ぶ…まなあそび
 
 日本事情に通じ日本語読解力がなければ答
えられない問題ばかり 。日本滞在6年のテ
イさんとプロの女性アナ山崎さんの絶妙でユ
ーモラスな司会 に会場は終始笑いが絶えま
せんでした。
 日本では、もうすたれたと言われるパラパ
ラダンスの講習会。参加者全員で練習です。
52歳の私もパラパラダンスをマスターして
帰って来ました。
 シンガポールでは日本語学習熱が大変高いのですが、せっかく日本語を勉強しても学習者が実際に日本人と会話ができる機会は特別な環境を除いて(日本企業に勤務している等)はなかなか得られないようです。日本人との接触を望みながらも機会を持てないでいる人達のために日本人とのコミュニケーションの場を提供しようと言う目的で「まなあそび」というイベントが行われました。職場を通して日本人ボランティアの要請がありましたので参加してきました。
 日本大学卒業生協会(日本の大学を卒業したシンガポール人の会)の主催により日本人会々館で10月20日、ほぼ一日かけて行われました。年齢層は専門学校、大学の学生の20歳前後が主でしたが、中学生から60代までと幅広く80名ほどの参加者がありました。20名の日本人ボランティアを加えて10名ずつのグループに別れ、各プログラムごとの得点を競い合う日本語競技会のような内容でした。
 「まなあそび」とは日本大学卒業生協会の造語で「学び」と「遊び」を掛け合わせた、「遊びながら日本語を学ぼう」の意だそうです。
 プログラムの内容はその「遊び」を前面に出してのクイズ、パラパラダンス講習会、ミニプロジェクトとそのプレゼンテーション、日本語でミニスキットの台本を書きグループごとに発表、などなど日本事情に通じ高度な日本語力がなければ太刀打ちできない難しいものばかりでした。参加者の日本語力はかなり高度で私達ボランティアはヘルプが目的で参加しましたが、外国人が話し、作り出す日本語ゆえのユニークさ、おかしさ、面白さ、奇抜さに、逆に一日楽しませてもらったようなものでした。
 「まなあそび」は今回で3回目を数えるそうですが、主催者側としてはもっと多くの日本人に参加してもらいたいとの事でした。参加費、20ドル(日本円で1350円程度)はシンガポール人にとって安くはないのですが、それだけの金額を払っても日本人との交流を望んでいるシンガポール人のために次回もお手伝いをする約束をして帰ってきました。
 日本に留学しているアジアの学生達が日本に居ながらも日本人との交流不足に悩んでいるとはよく聞く話です。
 柴田町に農業研修に来ている中国からのお嬢さん達はその後、柴田町のみなさんと十分な交流を持てただろうかと、雑タウン誌に載った彼女たちの仙台空港到着の写真を思い出しました。私のPCの調子がおかしくて「まなあそび」の写真を掲載できませんでしたので、サイト管理者のクマさんにお願いして中国の研修生の写真を掲載していただきました。