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                  千葉県松戸市から


 
 今年は悲しい別れが続きました。1015日号の絵たよりを送ったその日、槻木入間田に住んでいた叔母の訃報が届きました。町のパソコン講習会にも出席し(申込み順番に一番になったという熱心さでした)私のこのページを自分の力で見たいと言っていた元気で積極的な方でした。身内の別れが続き、世界の状況も最悪ですし、楽天的な私も胃が痛いこの頃です。
 夏に船岡に帰った時、叔母の栽培した野菜を箱一杯にいただいて、採れたばかりの新鮮な味覚に、主人と感動したことを思い出します。収穫の季節、秋祭り、紅葉の時期に、約束のカナダ旅行も果たせぬまま土に帰ってしまいました。入間田の田園から眺める蔵王とか、山城のような実家の城壁の蔵のある風景とかを描いて欲しいと言われたりして、四季折々とにかく美しいと自分の故郷を語っていた叔母でした。入間田…母の生家は私にとってもふる里。“うさぎ追いしかの山…”に11月に行ってみるつもりです。

私の母と叔母の高台にある実家の蔵(柴田町入間田)…サイト管理者のクマさんが撮影