NO-24

 例年より早い桜の開花予想で、嬉しいような、異常気象!?と気になったりですが。やっぱりこの季節が、一番柴田町が活気付くと私は思います。長男の入学でちょっぴり忙しくなりそうで、お花見できるか心配な我が家ですが、4ヶ月前(1歳4ヶ月)にやっと歩けるようになった次男が、今や「んも!んも!(どうやら、おんもお外のコトらしい)」と、事有るごとに自分のちっちゃな靴を持ち、外に出たがるので、柴田町の自慢の桜の下の散歩は何度かできそうです。

 さて、3月にも色々有りましたが、やっぱり1番印象に残ったのは、長男の卒園式です。3年間通った幼稚園には様々な想い出が有ります。3歳になりたてで入園し、親元から離れられなかった事、年少の運動会やお遊戯会でかわいかった姿、だんだん欲が出てきて、年中・年長ではかけっこや跳び箱の練習を頑張った事、お友達が一杯出来たこと、それに伴い心配や、喜びやいろんなことを経験できたこと等など回想し涙していました。

 ところが1つ事件が。1番のクライマックスの「卒園式の歌」の時、長男が前列の男の子に振り返られ、唾を掛けられてるではありませんか。チョット見えにくい場所でしたが、うちのビデオの三脚が高かったので、液晶画面にすべて映っていたのでした。長男は嫌がって「前を向けよっ」と言うしぐさをしていました。周りの子も注意していましたが止まらず、長男はとうとう歌を歌えませんでした。「卒園式の歌は、おかあさん〜って始まるから、絶対お母さんが来てよ!僕頑張って歌うから」 前日まで風邪で、出席できるか心配しただけに、参加できただけでも嬉しいのですが、これはあんまりです。僕歌うから・・・の言葉を思い出すと胸が詰まりましたし、一緒に出席したパパもさすがに怒っていました。

 しかしおめでたい日です。誰に言うわけにもいきません。相手の男の子は、日頃から長男に悪戯をするのですが、ウチの子が大好きだそうです。謝恩会の時は、その子のお母さんから「一番好きな友達です」「今日来れて良かった」「遊びに行っていいですか」とか、本来嬉しい言葉を言われましたが、でも釈然としません。式はそれなりに感動したのですが、やはり、せっかくの晴れの日なのにと悲しかったです。その子が本当にうちの子が嫌いで悪意を持ってするのでは無い事は十分承知です。でもこのままでは今後小学校へ行っても上手くお付き合いができないと悩みました。

 そこで、ウチに来たいと言っていたので、周辺地図をかき、その友達と写した卒園写真と一緒に、子供宛に手紙を書き同封して送りました。『・・・悲しかったよ・・・これから、喧嘩したり、嬉しい時には一緒に喜び合える友達でいてね・・・』と。勿論親御さんが読むと想定してです。それだけに、大きな賭けでした。1つ誤解が生じると、友達を失います。一緒の小学校へ上がる友達と、その親御さんとこじれるのは辛いです。でもこれでこじれたら、これまでの縁だったと思うしかないと実行しました。

 すぐ後悔したのは言うまでもありません。典型的な日本人だなぁ〜と私の中の『事なかれ主義』を実感しました。1週間近く待ち、こちらから連絡するか迷ったそんな時、相手の男の子とお母さんから遊びに行きたいと連絡が有りました。到着後子供同士は、無邪気に大はしゃぎで遊び始めました。これで十分と思った時、相手のお母さんから、丁寧なお詫びが有りました。そのお母さんは、とても勇気を出してくださったと思います。私もこだわった事を詫びました。その後は世間話で盛り上がりました。個人的にお喋りしたのは初めてでしたが、お互い親しい仲になれた気がしましたし、私の心の中に何か温かい物を感じました。子供同士のトラブルの結末は、こんな良い場合ばかりではないので、お勧めはできませんが、卒園記念の1ページをご紹介しました。

 さてさて、春休みの1週目を、お友達を呼んだりお出かけをし飛ばした?ため、2週目に長男は発熱ダウンしてしましました。いよいよインフルエンザか!と心配しましたが、ただの風邪のようで少しほっとしました。スイミングの短期講習の予定を入れていましたがキャンセルに。まだまだチョット体力不足の長男です。その間、次男は役場の保健センター主催の「母と子の遊びの教室」の見学に行きました。1才半検診で言葉の発達のチェックを受けたのがきっかけです。長男の時もお誘いが有りましたが、抵抗が有り行きませんでした。しかし今回は、こちらから頼んでの参加です。出掛ける時も上の子中心になってしまい、おばあちゃんに預け、おざなりになってしまう次男に、いろんな友達と接する機会を作りたかったのです。本格的には4月初旬からの参加です。他には1番のメイン行事の長男の入学式、小学校生活、地区子供会行事など、ドキドキわくわくな新年度のスタートです。