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星を見る会 NO3 お彼岸を過ぎたら、一気に「秋!」になりましたね! 暑い夏もお・わ・り・。と、いっても七月は暑い夏、八月は寒い夏!で秋の予感を感じないまま季節は移ってしまったようです。それでも、彼岸を過ぎたら最高気温20℃以下と秋本番を実感しています。 星を観測する状態としては、空は澄み、シーイングも良くなり、絶好の星見会日和になってきました。 中秋の名月を見る会は10月1日に「しばたの郷土館」で行われます。 満月を望遠鏡で見たり、月見お茶会があったり、「かたりべ」がふるさとの昔話を紹介してくれる企画もあります。 お月様の見えないときでも楽しさいっぱいのイベントです。みなさんも遊びにきてね! 1.季節の星座 にぎやかだった夏の七夕の星たちは西にかたむき、秋の南の空を見上げると、意外に1年中でも明るい星がすくない季節です。唯一の1等星は南の空低く輝くフォ−マルハウト(みなみのうお座)です。探し方はぽつりと目立つ存在なのですぐに見つけられますが、先月ご紹介の「ペガススの四辺形」の左辺をず−とまっすぐ南へおろしていくとすぐわかります。 みなみのうお座(Piscis Austrinus)は紀元前3200年ころにはすでに知られていた星座だそうです。実はこの星座、フォ−マルハウトが口の部分なので、ちょうど魚がひっくりかえった格好になっています。北側のみずがめ座(Aquarius)から流れ出る水を逆さに大口を空けて飲みほしている…ちょっと変な姿です。みずがめ座からみなみのうお座及び東側のやぎ座まで4〜5等の星が形づくっているのでわかりずらい星座ですが、太陽の村での星を見る会や月のない時に星座を形作れるか挑戦してみてはどうでしょうか。 ![]() (ペガススからフォーマルハウト) 2.今月の星を見る会と、天文現象のスケジュール 10/1 中秋の名月 しばたの郷土館「観月会」 10/2 満月 10/6〜8 福島県天文同好会のつどい(下記に詳細有り) 10/8 体育の日〔寒露〕 りゅう座γ(ガンマ)流星群(別名:ジャコビニ流星群)が極 大〔出現数:1時間当たり数個〕 土星食(下記に詳細有り) 10/12 下弦 10/17 新月 10/23 〔霜降〕第四火曜日 星見会定例会開催 (午後7時から太陽の村屋上です。どなたでも望遠鏡で見られ ます。) 10/30 水星が西方最大離角 3.ちょっとためになる物知りコーナー・知っていると自慢できるかも! ◎ 福島県天文同好会のつどい 開催期間 10月6日から8日 場所 天文台及び周辺施設 星空観察会 天文台 6日 19:00−21:00 7日 18:00−20:00 天体観察教室 初心者、中級者対象 天文台 6日 19:00−21:00 7日 18:00−20:00 天体研究発表会 2階研修室 福島県天文協会 7日 10:00−14:00 星空トークショー 特設ステージ 6日 16:00−17:30 星空落語 柳家小えん師匠 特設ステージ 6日 18:00−19:00 藤井旭作品展示 1階展示室 6日 12:00より 8日 12:00迄 小惑星hiroaki ohno観察会 天文台 観測機材展示会 三鷹光機、ミノルタ、他 天文グッズフリーマーケット 6日 12:00− 縁日コーナー 6日 13:00−21:00 軽食提供等 エーデルワイスコンサート 7日 2回講演 ◎ 土星食(土星が月に隠れてまた出てくるのです) 4年ぶりの土星食!今回は東北の一部に限られ、特に柴田町が絶好の観測地となっています。 何故かというと、土星が月のふちをかすめていくため、柴田町では、ちょうど土星の輪だけ見えたままで、土星本体が月に隠れる・・・というものなのです。これは、位置的なものですが滅多に見られるものでは有りません!しかも、ぎりぎりの所を通過するので、月の縁部分の山の高さとかが直接見えるので楽しめますよ! 土星の輪が確認できる小口径の望遠鏡でも観測することができるので、ぜひ見ていたいものですね! 土星食が見られるのは10月8日am3:46〜am4:10と早朝ですが、連休最終日でもありますし、がんばって起きて観測してみてくださいね。 次回は、しし座流星群を中心にお知らせいたします。 |