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NO-3
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《6月の活動報告》
日 時・2000年6月11日(日)午前9時〜午後5時30分
場 所・柴田町内富沢地区及び富沢集会所
柴田町の豊かな自然を観察すると同時に歴史を学ぶ企画。この日は、加えて工作も行う予定でいましたが、柴田おもしろ探検隊始まって以来の本格的な雨。朝から中止にするかしないか悩んだ末に、「雨の日は雨の日の自然が観察出来るのでは…、」という期待から実施を決定。天気予報では、午後から雨が止むとのことだったので、午前中を工作、午後を自然観察とし、雨のあがることを願いつつ、活動を開始。工作は、「豆で鳥を作ろう」ということで、観察地で見られるカワセミを作ることにしました。豆を胴体に、爪楊枝をくちばしにし、色付けしたものを小石の上に付けるという簡単なものです(写真1)。中には、余った時間を利用してヤマセミ・フクロウ等を作った人もおり、大人も子どもも自分の力作(写真2)に満足げでした。また、続けて行われた「縄文土器の模様付け体験」では、粘土で作った器や皿に手で綯った麻縄を押しつけ、表面を転がし、縄目模様のミニチュア土器を作りました。最後に柴田町内で出土した土器片と比較したところ、中には縄文人になれそうな作品もあり、ビックリ。昼食後は、小雨が降る中、子どもたちが楽しめるようにと企画された「五感を使った観察会」(写真3)を実施。体験した内容の極一部を紹介すると、1.酸っぱいスイバの茎をかじる(味覚)、2.アカネの根を掘りだして紙に擦り付け色の変化を見る(視覚)、3.クサギやサンショウ等の葉のにおいを嗅いでみる(嗅覚)、4.土ガエルに触ってみる(触覚)、5.ニホンカモシカの食痕を見る(視覚)でした。また、これと並行して観察の道すがら館の跡や古道に関する歴史の説明を受け、昔の人々の生活を想像することでより一層柴田町が身近に感じられた一日でした。(講師:宮城県森林インストラクター)
日時2000年6月25日(日)9:00〜14:00
場所 しばたの郷土館
最近、アウトドアブームの中で起きてしまう様々な事故を耳にする機会が増え、その度危機管理能力が問題となる今日この頃。そこで、自然の中で起こりうる事故の防止と対処を知ってもらうため、柴田消防署の協力を得、「野外応急手当講習会」を開催。まずは、危険な動植物の知識と事故に遭ったときの対処法、次に火傷や骨折の応急手当と三角巾の使い方(写真1)、最後に、保護者対象には心肺蘇生法(写真2)、子どもたちには、自然観察時の準備についての学習会を実施しました。講習会終了後、「竹を使った器づくり」(写真3)を行ったところ、普段、刃物を持つ機会の減った子どもたちも竹の特性を学びながら器用に箸を作っていました。出来上がった人から順に自分で作った器に冷やしうどんを盛りつけ、竹箸で食べたのですが、子どもたちの顔がその美味しさを物語っています。(写真4)うどんを口に運ぶとき、ほのかに香る竹の香り、ほとんどの人が初めての体験だったようです。(講師:柴田消防署職員、宮城県森林インストラクター・応急手当普及委員)
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