この度、このページ「こどもエコクラブ・柴田おもしろ探検隊」を担当する事になりました「こどもエコクラブ 柴田おもしろ探検隊」の京谷と申します。文才など全くない私ですが、この場を借りて柴田町の自然や「こどもエコクラブ」の活動を皆さんにお知らせすることとなりました。どうぞ、宜しくお願いします。
「こどもエコクラブ」という言葉を初めて耳にされた方がいらっしゃると思います。これは、環境庁が環境に関心のある全国の子供たちに任意のグループ(学校・家族・友達同士・子供会等)を作ってもらい、様々な環境活動が実現出来るように地方自治体や地域の大人が支援・協力している子供のための活動です。
このような背景の中、「柴田おもしろ探検隊」は、様々な角度から自然をみつめ、楽しみながら環境を学ぶ「気づき」と「感動」を重視した小学生対象の体験型環境学習の実践を目的として地域の主婦が主体となって結成、ボランティアで企画運営を行っています。1997年に結成して以来今年で4年目を迎え、現在の隊員数は、49名(町内の小学1〜6年生が対象)。隊員の保護者や家族、それにサポーターと呼ばれる活動協力員も含めると登録者は120名程になります。 当初、毎月1回の活動は、自然観察・工作・歴史と視点を変えながら、昭和30年代以降の経済の高度成長に伴い失われてきた(私は、そう思っています)自然との共生という考え方をどう次世代に伝えるかと言う非常に難しい課題に取り組むつもりでしたが、答えを見つけられぬまま、「考えてばかりいても始まらない。まずは、動いてみよう!」ということで活動を開始しました。
しかし、過去3年間の活動の中で、子供たちが自発的に環境に関して考え、発言するようになってきたことが感じられ、エコクラブの中だけでなく、学校でも作文や自由研究・絵画と言う形で様々な賞に入選するなど、子供たちの可能性を広げています。体験は、感動や疑問というエネルギーを与え、さらに表現するすばらしさを教えてくれているような気がします。また、表現することの得手不得手はありますが、楽しい思い出という「点」を心の中に多く持ちながら成長し、「点」と「点」を「線」で結び、「形」になったとき主体的に地域環境の取り組みが出来る人材となりうるのでは無いかとも考えるようになりました。 物質文明は、多くの物を作り出し我々に与えてくれました。しかし、経済であるとか、効率だとかの犠牲になり、その影で失われていく多くの物があることに気が付かなかったことは事実です。今、物質文明の足るを知り、何が足らざるかを知る時進むべき方向が見えてくるかもしれません。私は、自然の中で遊ぶ子供たちの楽しげな顔を見ながらその答えを探して行きたいと思っています。 |