石臼に対するイメージ
昔石臼を使ったことのある年輩の方は、重くて大変だったとか、石臼は美味しい(別に石臼を食べたわけではない)と懐かしくおっしゃる方がいます。現在ではかつての石臼は庭の飛び石や、骨董的価値でしか扱われていません。現代の生活の中に取り入れられる石臼を作れないかどうか石臼作家(川崎町在住)伊藤聖悦氏を交えて相談することとなりました。
まず、実際に丸森町に現存する石臼を2基見せていただきました。一つは豆腐屋さんで昔使われていたもので、大豆の取り入れ口を横からまん中へ変更して使っているなど随分使われてきた石臼であること。もう一つは庭の飛び石としてあったもので何を挽いたかは不明のもの。
この2基は丸森町のどこででも見られる白御影石で作られたものであることなどがわかりました。これらを参考に丸森町から産出される石を使い、この場にふさわしい石臼のイメージを作っていくこととしました。
|