リアルプレーヤーG2ファイルをストリーミング配信する

平間晃

なぜ、映像をインターネット上でストリーミング(待ち時間なし)配信する技術が必要なのか。

1 授業をインターネット上に公開できる。

授業を見るためには、公開研究会に参加したり、ビデオを購入するしかなかった。
それが、インターネットを使えば、簡単に安価に見ることができる。

2 軽くて、速い。

今まで映像は重かった。
AVIファイルなら1GM、MPGファイルなら76M。
それをリアルにすると1M以下である。
それでも1Mは大きい。
1M全部を受信するまでに、何分もかかってしまう。
受信しながら、映像を見ることができるストリーミングは、低速環境にある学校現場にはありがたい技術である。

3 個人情報を保護する。

授業の様子をインターネット上に公開するときに問題になることは、個人情報の保護である。
児童の顔をインターネット上に置きたくないので、どうしても児童の後ろ姿などの不自然な画像しかなかった。
授業の雰囲気を感じ取ることはできなかった。

インターネット上の映像はあらい。
軽くするためにあらくしたのだが、それによって、個人を特定できない。
授業の様子を、音声と児童の動きによって感じることができる。
これは、画期的なことである。

リアルプレーヤーG2ファイルをストリーミング配信する方法

  1. AVIファイルを手に入れる。
  2. リアルプロデューサーG2(無料)をダウンロードする。
    http://www.jp.real.com/products/tools/producer/index.html
  3. リアルプロデューサーG2をインストールする。
  4. リアルプロデューサーG2を立ち上げる。
  5. ウィザードに従い、
    変換元のAVIファイル、
    変換先フォルダと保存ファイル名、
    映像モード(288用の一番画質の低いモードがよい)、
    音声モード(一番音質が高いステレオがよい)、
    を選択する。
  6. 「スタート」をクリックすると、変換が始まる。
  7. 保存された映像ファイル「○○.rm」を、名前の変更で、「○○.ra」に変更する。
    (rmファイルだとネットスケープでは見ることができず、raファイルであれば、インターネットエクスプローラーでもネットスケープでも見ることができる。)
  8. メモ帳などのエディターでインターネット上の絶対値「「○○.ra」ファイルの存在する場所を指定する。
    例えば、
    http://www.jet.ne.jp/~hirama/tateyamasyou/presen/presen1.ra
    と記述する。
    そして、そのファイルを○○.ramとして保存する。

  9. FTPで上げる前のローカルフォルダの様子である。
    index.htmlには
  10. <a href="san1.ram"><img src="san1.jpg"></a>
    と書く。

  11. これで、「san1.jpg」をクリックする→「san1.ram」→「san1.ra」となり、映像がストリーミング配信される。
  12. あとは、FTPソフトでいつものようにアップロードするだけである。
このコンテンツはTDNに上げてある。 http://www.jet.ne.jp/~hirama/sannai/english/sansa/にもある。参考にしていただきたい。